物干し具 家具こけない君商品化企業募集

No.0247【商品化企業募集】

  

   

地震時、家具が転倒する地域は、震源地を含め、広大な範囲に上ります。
耐震化の出来た家屋に於いても、家具転倒防止策は必要です。
『物干し具、家具こけない君』は物干し具でありながら、家具転倒を防止します。
家具転倒防止対策は簡単ですが、対策が出来て、いる、いないでは雲泥の差があります。


  

夜寝ている時に、地震で家具が転倒したとします。幸い下敷きにならなかったとしても、停電で、真っ暗闇の中での避難行動は、食堂や居間の家具が転倒し、割れたガラスが散乱した中を、裸足で逃げるのです。気が動転している事も相まって、勝手知ったる、我が家のはずでしたが、出口はどこだったか、方角さえもわかりません。ましてやガラスの破片で足を切ったりすると、パニックになり、沈着冷静な避難行動が出来る人は、まずいないでしょう。
私は家屋の耐震化改修工事の営業に各家庭を回った経験がある。
いわゆるピンポン営業である。約90%はインターホン越に断られる。
悪徳営業が蔓延している現代では、訪問営業に対して、話を聞かれる方は殆どいない。
ある自転車バイク店のご主人は『商品は殆ど売れない、パンク修理や、ブレーキ調整等、僅かな手間賃で糊口をしのいでいる。仮に地震が来て死んでも、それは運命だと諦めるしかない、明日生きる為の金が稼げないのに、何時来るか、わからないものに、お金をかける余裕がない』と言われた。
12年前、不況の建築業界のサラリーマンから転身を図った私には、この人たちの気持ちが痛いほど分かる。働いても収入が無い。働きたくても仕事が無い。資源の無い我が国の、繊維産業が廃り、鉱業、林業、農業、造船、機械、建設、小売業と次々に廃っていった。世の変化は凄まじく、1980年代、米国産業を席捲した我が国の産業は、今、新興国に追われる立場となり、価格競争では世界に通用しなくなった。これが今日不況の最大の要因だろう。

課題

1、日本人は細やかな神経の持ち主であるらしく、建物にビス穴や傷が付くのを非常に嫌う。特に賃貸住宅においては、退去時、敷金の中から高額な補修費用を要求される事例もあって、ビスによる柱や壁への家具固定化は中々進みません。
2、又、分譲マンションでは持ち家であるのに、共用部分であるコンクリート製の壁や柱に穴を開けることは出来ません。室内側の壁材は大半が石膏ボードです。燃えないのですが、鉛筆を突き刺せば穴が開く材料なので、ビスは効きません。天井への突っ張り器具も、相手が下地桟の無い所の、2,5mm厚ベニヤ板では効果は疑問です。

  

3、家具を金物で壁や柱に固定するのは、私には簡単です。建物の構造が分かっているからです。しかし一般の人には難しいのです。ビスの利く下地桟のある位置が分からないからです。
4、家屋の耐震化が出来ていても、転倒防止未対策の家具は転倒します。

効果

家具転倒防止策が実施出来たならば、膨大な被害が減少出来ます。それは人的災害のみならず、災害時に発生する膨大な廃棄物をも減らせるのです。ゴミ処分場はパンク寸前です。筆者は千日デパートビル火災(昭和47年5月13日、大阪、死者118名、日本ビル火災史上最大)以来ずっと社会問題を考えてきました。

コンセプトは机上の空論ではない現実的な対応策です。絵に描いた餅では何の役にも立たないからです。
ではどうすれば、技術的には簡単なこの事が、実施出来るのか。長い思考と試行の結果、辿り着いたのが

『物干し具、家具こけない君』です。
日常生活で必ず必要な洗濯、雨天の日、室内干しに困っている多くの主婦は其の設備を待望しているだろう。場所を取らない物干し具で、家具の転倒防止が出来れば、対策は飛躍的に増大するだろう。安価で便利、誰にでも取り付けられ、建物を傷付けることなく、家具の転倒防止を図れるもの、これこそが机上の空論ではない現実的な対応策です。

これは言わば丸木舟のアウトリガーです。アウトリガーは古代、大海原に漕ぎ出す丸木舟を転覆させないために、古代人が考え出した知恵である。この知恵を普段は遊んでいる天上付近の空間を利用して掛け渡し、家具の転倒防止策を図ろうと言うのが、本件意匠に秘められている私の思いである。ハンガーを利用して、動線部分を避けておけば、通行には邪魔に成らない。部分意匠なので、相手は多種多様なものに対応できます。本件採用企業を募集しています。

『目指せ、環境負荷の極力少ない産業の創造を!』

【連絡先】 部分意匠登録済み(第1399622号)
地域産業活性化研究所  河童俺工房(かっぱれこうぼう) 主催者  小室雅彦
〒612-8216 京都市伏見区下中町650-10
FAX: 075-622-7524   E-Mail: クリックするとメールを表示
(ご連絡はFAX又はメールでお願いいたします)

参考:
私は昭和47年5月13日の千日デパートビル火災(大阪、死者118名、日本ビル火災史上最大)以来ずっと社会問題を考えてきました。 (出願 一覧表 Excel参照) 発明品( 1 2 3 4 5 6 7